たくさんの人々が、G20が仮想通貨市場を取り締まる可能性やビットコインと他の仮想通貨を禁止する可能性を懸念していました。
しかしこれまでのところG20は仮想通貨業界にすぐに介入する意図はなく、仮想通貨市場が取り締まられる心配はなくなりました。G20は規制を求める声を拒否し、仮想通貨業界全体にとって非常に良い方向に進みました。
G20は仮想通貨への規制に反対
仮想通貨規制の話題が登場するたびに、様々な意見が飛び交います。そもそも 仮想通貨が技術的に規制できないものであるということもあり、一部の人にとってはこうした規制も無関係です。
仮想通貨という新しい形のお金は、参入を取り締まるような中央機関や企業体を持たず、基準となるようなルールや規制もほとんどありません。
したがって、サービス提供者のガイドに従うこともできず、そうした状況は消費者やユーザーにとっては快適なものではありません。
G20は、仮想通貨の進歩に対して規制を求める声を公式に否定しました。この決定は、フランスとドイツの両方がビットコインの規制をG20の議題とすることを主張していたこともあり、非常に驚かれています。
ビットコインの規制に対する懸念も今となってはすっかりなくなりました。この決定はまた再考される可能性があるにせよ、現段階では良いことと捉えて良いでしょう。
仮想通貨のために新しく規制を儲けるつもりはない
日曜日の午後に行われた会議で、G20は世界的な金融監視機関として新しい規制を設計するのではなく、既存のルールを見直してくことを公式声明として発表しました。
これは、ビットコインやアルトコイン、または他のいわゆる「金融業界への脅威」のための新たな規制をすぐに施行することは無いということです。この発表は既存のルールやガイドラインが仮想通貨には適用されないということになるので、世界中の多くの規制当局にとっては都合の悪いものになります。
仮想通貨を規制することは不可能
このニュースが発表された時、仮想通貨市場は一見安堵のため息をついたようで、ビットコインの価格は数時間で約$ 1,000ほど上昇しました。多くの専門家はこのような規制があったとしても、ビットコイン等の仮想通貨のユーザーや消費者にとっては無関係であると認識し、注意していたにも関わらず、このように多くの人がこうした規制を実際の脅威と感じていたことは、少し不思議にも感じられます。結局のところ、仮想通貨は規制することができないお金の新形態なのです。
世界中で仮想通貨に対する関心は増す一方ですが、G20は仮想通貨が様々な市場に影響を与えても良いと思っているそうです。ビットコインによって金融の安定が崩れてしまう可能性もありますが、それを制御することはどのみちできないからです。制御できないことを制御するというアイディアはナンセンスと考えています。
ECBが既に仮想通貨への規制の議論に巻き込まれたくないと考えていると思われていましたが、G20もその方針に従うようです。
この決定が変動の激しい仮想通貨市場を安定化させるかどうかは分かりません。
現段階でも仮想通貨市場は未だに低調気味であり、24時間分の収益が数時間で吹き飛んでしまうこともありえるように見えます。
ここ数日の仮想通貨の価格の動きは、初心者や愛好家、投資家の全員にとって非常に利益がでやすいものとなっていますが、当分の間は注意が必要でしょう。
参考記事:G20 Confirms There Is No Need to Regulate Cryptocurrencies as of Right Now
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